戦後映画二本「青い山脈」「野火
映画ファンを自称する筆者が、たまたま一晩に観た二本の映画を〈戦後映画〉として括る事にしました。 〇青い山脈。 中高年の人なら誰もが藤山一郎歌う主題歌は耳にしたでしょうね。ヒット曲となり映画も五回製作されている。本稿では三作目の一九六三年吉永小百合主演作で紹介したい。城下町の...
日米同盟の真実
日本国民の多くは「米国は常に日本を軍事的に助ける」と考えているが、これは幻想に過ぎない。日米安保条約第5条は、「自国の憲法上の規定に従い行動する」としている。米国憲法では戦争権限は議会にある。従って、安保条約の約束は議会がOKといったら参戦する以上のものではない。 ...
鹿児島のコロナクラスター
先月末まで新型コロナウイルスの感染者が11人だった鹿児島県で「ゲイバークラスター」が発生。今月に入って県内の感染者は一気に87人増え、そのうち80人超が客を含めた同店関連の感染者だった(5日現在)。 鹿児島市の繁華街・天文館のゲイバー「NEWおだまLee男爵」で先週、ホ...
金権選挙と九条の会おおすみ
疑惑の河井前法相夫妻が逮捕された。逮捕は公選法違反の現金配布容疑である。本記事を書いているのは6月28日だが現時点の情報では、選挙資金としては破格の一億五千万を元に、凡そ二千五百万の現金を地元広島の県議や市町村長等百人近くに配布したとみられている。現金授受を認め、既に辞職し...
月刊奄美7月号届く
拝みんショーラ!〈奄美方言での挨拶〉 月の移ろいを報せる「月刊奄美」7月号が届きました。もう、一年の折り返し、早いですねぇ。 では今月の目に留まった記事です。😚 〇一番搾り缶、今年も奄美自然遺産登録支援 〇「長生きが幸せな島・奄美」刊行 〇町田酒造、中国輸出本格化 〇6/...
安倍と河井
憲政史上最悪と名高い安倍政権がなぜ7年以上も続いたのか。一番の理由は、詰んでいるのにもかかわらず、最後に将棋盤をひっくり返すやり方を続けてきたからだろう。 しかし今回はこれまでとは事情が違う。 前法相の河井克行と妻で参議院議員の案里が、昨年7月の参議院選挙をめぐって地元...
元気の出る言葉・⑨「かりゆし58」
質問です。日本最長の国道路線をご存じか。答えは鹿児島の西郷隆盛像近辺を起点とし、種子島航路で種子島縦断、奄美大島を縦断して沖縄本島の那覇に至る国道58号線で、海上も含めた長さになり沖縄では「ゴーバチ」と呼ばれている。 と、沖縄に辿り着いたところで。何を隠そう、筆者は「奄美・...
官邸記者クラブの実態
安倍晋三首相の記者会見の在り方に疑問の声が広がっている。 毎回20分以上の冒頭発言や官邸による質問の事前聴取、官邸記者クラブ非加盟の記者に対する参加規制などがあって、さらに新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言後は「3密の回避」を理由に既存メディアも1社1人に絞られ、フリ...
元気の出る言葉・⑦寺脇研
筆者の高校時代の教科書は分厚く、土曜は休みでは無く半ドンだった。いわゆる「詰め込み教育」の時代である。そもそも〈知識偏重〉の詰め込み教育が推進された原因はスプートニクショックにあると言われる。それは、1957年10月、社会主義国ソ連が最初の人工衛星スプートニク号の打ち上げに...
地上イージスと辺野古
「コストと期間を考えたら、辺野古の方がよりムダな工事」。沖縄県の玉城デニー知事は16日、安倍政権にそう苦言を呈した。名護市辺野古の新基地建設の壮大なムダは、配備計画停止の「イージス・アショア」とは比較にならないほど。河野防衛相は「フェイク大臣」の汚名を返上したければ、辺野古...