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地上イージスと辺野古

  • 執筆者の写真: 雄幸 土橋
    雄幸 土橋
  • 2020年6月17日
  • 読了時間: 3分

「コストと期間を考えたら、辺野古の方がよりムダな工事」。沖縄県の玉城デニー知事は16日、安倍政権にそう苦言を呈した。名護市辺野古の新基地建設の壮大なムダは、配備計画停止の「イージス・アショア」とは比較にならないほど。河野防衛相は「フェイク大臣」の汚名を返上したければ、辺野古もあきらめたらどうか。  米国からのイージス・アショアの調達・配備費は当初の1基800億円から膨らみ続け、ついには2基で約4500億円まで拡大。うち約1800億円は契約済み。その上、ミサイルのブースターを演習場内に落下させるための技術的な不備が判明。大幅改修が必要で、さらに10年以上、数千億円がかかる見通しとなり、事実上の白紙撤回に追い込まれた。  河野氏が「コストと配備時期」を理由に挙げるなら、辺野古の方がヒドい。政府は昨年12月、総工費が従来想定の2・7倍の約9300億円、工期が当初の8年から約12年とする見直し案を発表。これすら大甘で、沖縄県は独自の試算で総工費2兆5500億円、基地使用まで13年かかると主張している

埋め立て海域でマヨネーズ並みの軟弱地盤も発覚。防衛省は水深90メートルの地盤改良に7万7000本もの砂杭を打ち込む工法を検討中だが、国内の技術で施工可能なのは水深70メートルまで。ムチャな工事の技術開発費を考えれば総工費がベラボーに増えるのは間違いない。  よしんば完成しても使い物にならないのだ。 「キャパは普天間飛行場の38%、滑走路は普天間の2800メートルに対し、1800メートルしかない。有事の際、軍用機の収容能力は足りず、V字滑走路なので使い勝手も悪い。ムリにムリを重ねて完成した後に使えないことが判明すれば、誰が責任を取るのでしょうか」(沖縄国際大大学院教授・前泊博盛氏=日米安保論) ■サンズイ絡みの産物  米国の元国務長官首席補佐官のローレンス・ウィルカーソン氏は昨年2月、朝日新聞で〈中国など外部からの攻撃に脆弱すぎる〉〈戦略的な観点で言えば、辺野古の基地建設は愚かな計画〉と批判していた。

「歴代政権で普天間問題の助言役を務めた軍事アナリストの小川和久氏も『辺野古案はサンズイ(汚職)がらみの産物』と喝破しています。壮大な税金ムダ遣いは、大手ゼネコンを潤す効果しかないのです」(前泊博盛氏)  それでも安倍政権は先週、工事関係者の新型コロナ感染で中断していた埋め立て工事を再開。7日の県議選で建設反対派が過半数を占めたばかりで、県民の民意を踏みにじり、逆なですることには長けている。  5月上旬に読売が「イージス秋田候補地断念」と報じた際、河野氏は自身のツイッターで「フェイクニュース」と断言したが、結果的には事実だった。今や自民党内からも「防衛省は今まで嘘をついてきたのか」と批判され、フェイク大臣扱い。悔しかったら、辺野古の無謀な計画も停止するしかない。

  --日刊ゲンダイ17より転載

橋ーー上論に全面賛意です。本記事を読む前に同じ意見を南日本新聞へテレで意見しました。本日のFBに敬意を

 
 
 

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