アベ内閣検証
第二次安倍政権が発足して間もなく七年目となる機会に政権を点検したい。驚くべきは台風15号が千葉県他に大災害をもたらしている最中に、災害対策本部を設置するどころか内閣改造を先にした点である。災害対策を優先させていたら被害拡大は少なかったろうと指摘する専門家は多い。死者二百人を...
恐るべし!再び「戦前」
なんだか戦前と似ていないか。特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、安全保障関連法、そして自衛隊を明確に位置づける憲法改正へ。安倍晋三首相は11日、内閣改造後の記者会見で「新しい国造りに挑戦すべき時」と述べ、改憲を「必ずや成し遂げていく」と強調した。この先にあるのは、どんな...
最高裁判事・人事
最高裁 安倍政権は、ついに最高裁判事15人を全員入れ替えました。 特に、木澤克之氏が、異例の抜擢を受けたことは、法曹界を震撼させています。 なぜなら、木澤氏は、かの加計学園の弁護人だからです。 つまり、安倍首相は、来たる加計学園問題裁判において、...
ナショナリズムという危険
日韓関係の険悪化は終息の方向が見えないままである。テレビや雑誌で韓国を批判する特集が続き、いたたまれない思いである。韓国に対する反感は、日本国内に子供っぽい自己中心主義を広めており、日本の対外政策を制約し、国益を損なう危険があると私は考える。 ...
千葉被災へ冷酷!アベ政権
千葉県内では停電や断水が続いている。完全に「初動」が遅れた安倍政権。いまだに「非常災害対策本部会議」も開いていない。ようやく被災者支援に予備費を計上したが、金額はたったの13億2000万円。“紀州のドン・ファン”の遺産と変わらない。さすがに、被災者からは「なんとかしてくれ」...
戦争に強い農業です
学生時代は山岳部に属した事があり、職に就いた後には、北海道は大雪山、四国は石鎚と個人山行で歩きました。既刊の拙本名を「単独行」とし、現在発表中の小説連作「実存ヒプノ」の主人公名をブンタローとしているのも名登山家加藤文太郎からである。結婚して奄美群島勤務となり、十五年近い山行...
千葉を見捨ててラグビー観戦のアベ!
首相官邸ツイッターが20日、新規投稿。ラグビーW杯日本大会がこの日に開幕するとあり、安倍晋三首相が日本代表ジャージのレプリカを着用して「いよいよラグビーワールドカップがここ日本で開幕します!」などとほほ笑んでいる動画を投稿した。台風15号の影響で千葉県は今なお停電と断水が続...
アッパレ! 大島麻衣
もはや“戦時中の敵性文化排除”だが、そんななか、希望を感じたのは、元AKB48の大島麻衣のケースだ。大島は韓国旅行の感想をツイッターで報告して炎上したのだが、ほとんどのメディアや芸能人が炎上した途端、ツイッターを削除したり謝罪するなかで、大島はネトウヨからの攻撃に逐一反論。...
南大隅町・疑惑会計
公有地を保有しながら、町長の知人が所有する不動産物件を、県立高校の生徒寮に利用する形で“便宜供与”を行った疑いが持たれている鹿児島県南大隅町。拙速に事を進めたため事業手法は乱暴で、公費支出に不可欠の「決裁文書」が作成されていなかった。一連の事業過程が、同町の事務決裁規程に抵...
曽野綾子と柳美里
ヨーロッパ近代社会は絶対王政との闘いから生まれた。そして市民が一番渇望したのは自由権であった。経済活動の自由、表現の自由など。「自由権が十八世紀の人権」と言われる所以である。ところが、拡大した自由権は格差社会を増大し、弱者の人間らしく生きる権利を損ないかねない処となった。格...