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元気の出る言葉①ー南九新聞コラム26日


 新型コロナ感染もあり経済が委縮してしまいました。学校教育も縮小されて子供達の明るい声が聞こえなくなった気がして寂しいですね。暗い時こそ、「元気のでる言葉」がほしいなぁと。そして、見つけましたよ。タイトル「絶望に聞く薬」、間違い、「効く薬」というコミックです。「絶望に聞いて」どうなる、落ち込むばかりじゃないの? とのツッコミはさておき。内容は漫画家山田玲司氏(ゼブラーマン作画)が興味を持った著名人と「革命的対談」〈作者の言葉〉をやり、その中から「絶望に効く」のでは、と啓示された語を警句として紹介したものです。全十五巻での対談者およそ百人の中で小生が共鳴した人物、警句を「元気の出る言葉」として紹介したいと考えます。まだ「哲学者論」が始まったばかりなのに、次のシリーズかって? まあまあそうおっしゃらずに。引き出しが多いもの、とご寛容を。では始めます

オリバーストーンーー米国映画監督

観た映画は「プラトーン」「七月四日に生まれて」「JFK」。未視聴には「スノーデン」がある。社会的発言する人物としても知られ、トランプの政策に多くの反対表明している。日本に関しては、「原爆投下による戦争終結」を否定し、沖縄県民意思に沿わない「辺野古新基地建設」に反対表明をしている。

我が国では、芸能人などが社会的発言をすると「生意気だ」と否定的に見られがちに対し、米国では逆に、社会的発言の無い文化人は「無能」との烙印を押されかねないと聞いた事があるが、民主主義成熟の度合いか。

映画「プラトーン」はベトナム戦争に参加した氏の体験を元に創られたという。「戦争は人間性を醜いものにするしかない」事実を体験した彼は除隊後、うつになり薬物にも手を出す。プラトーンの脚本は百回以上突き返されて映画となるのは十八年後であった。

彼の言葉から二つ。 〇

無知とは罪だ。無知とは闇の中にいるのと同じ。そんな闇の中でも人は刀を振り回してしまう。それが罪でなくて一体何だ。

 〇半分しかないコップの水を見て、「もう半分しかない」と思うか「まだ半分あると考えるか」。自分は後者である。継ぎ足せばいい、未来は変えられる、と思う事だ

三池崇史(たかし)ーー日本映画監督。

物凄く多作の監督である。観たのでは「ゼブラーマン」「ジョジョの奇妙な冒険」「クローズ」などがある。「ゼブラーマン」は郷土出身俳優の哀川翔氏が変身して悪を成敗する話である。三池監督にはやくざ映画も多いが、「ジョジョ」も「クローズ」も戦闘ものといえよう。話は逸れますが変身ものに「変態仮面」がある。三池監督ではないが、売れる前の鈴木亮平クンが女性のパンテ〇を被って変身、正義の使者を熱演していた。その彼が西郷どん役でヒットしたのは嬉しかった。

さて三池氏であるが、映画の専門学校にはいったものの監督志望が強かった訳ではないそうだ。「監督をやらせてくれと頼んだ事は一度もなく」、与えられた雑用をこなしているうちにいつの間にか監督に辿り着いていたという。そんな彼の言葉は

無理して流れに逆らって必死に上流に向かおうとするより、流れに乗って漕ぐ方がスピードが出る。そしたらいつか、「海」に出るんです

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