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新芥川賞感想1

  • 執筆者の写真: 雄幸 土橋
    雄幸 土橋
  • 2019年2月17日
  • 読了時間: 2分

 寒い日が続いていますね。おかわりないでしょうか。御HPで芥川賞感想、「読みたくない内容だった」?を見ました。小生は一読下のみで、今から感想らしきを自分なりにまとめようと思いつつーー大兄にメール打ちながら自分をまとめていこうかなと、その視点をまずお許し願いたくーー。

 実は今回選考にはかねてより強い関心を持っていたのです。鹿児島は同郷人の古市氏の「平成君さよなら」がノミネートされていて「安楽死問題」を取り上げていたことがネットでも、その内容を含めて話題になっていたからです。ネットは彼の今迄のスタンスからみて「終末医療不要論」を政権厚労省と同じスタンスで書いてるものだとの論が多かったです。が、小生は本作は未読です。で、まず古市作品はご承知の通り、酷評でしたね。山田詠美に至っては、落選後の古市発言まで選評に入れ「マジすか、自信過剰が小説をダメにしているんですよ。受賞二作ともウジウジなんかしてませんよ」とコテンパンでしたね。

 さておき、受賞作「ニムロッド」は経済学に疎い小生には難解でしたが、無に価値とか意味付けをする作業が仮装通貨の発掘として描かれる、それは、現象に意味付けをするという人間の神学や哲学や小生に関するならスピリチュアルにも通じるものを感じました。通貨にせよ実態は無く、ポケモンごーのピカチューも同様かもしれません。通貨をためれば金持ちだ〈無人島では何の価値もないわけですが〉  ポケモンゴーは探すことで長生きになるとか、そこにあやふやながら神話まで私達は欲しがるのだろうか、と思いながら読みました。「ダメな飛行機」の引用は安易ですね、これに代わる何かをもってきたら申し分ないのに、と。受賞感想で作者が「一浪は体験しておきたかった」と「教師は子供をパターン化する」に頷いてしまいました。

 次の「1R1分34秒」はボクシングファンとして興味深く読みました。受賞インタビューに赤シャツで登場したのをみて「チャラい」と思ったのですが「一張羅」と知り、一気に好感をもちました。「自意識と向き合う精神とシャドーボクシングの相似性」の島田評には納得でした。が、文は繊細さと粗雑さが混同していると思いましたね。文中に「毒親」で出て来たのはオッと思いました。最後になりますが選考委員を長くやっている宮本輝氏の言葉「人間を深くほりさげること、小説技法はその後」という当たり前の語が今更ながら心に残りました。駄文を書き連ねました、お許しを!

 寒さはつづきそうですね。ご自愛くださいますように。 

 
 
 

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