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稚拙なアベの対ロ外交

 ウラジーミルとの“友情物語”は、やはりシンゾーの独り相撲だったのか。北方領土を巡る安倍政権の動向に、ロシアが強硬姿勢を強めている。ロシア外務省の情報新聞局が9月以降、安倍政権に対して過激な批判を連発しているのだ。  ロシアは9月2日、北方領土を含む各地で対日戦勝記念式典を開催。安倍政権が抗議すると、「日本は歴史について健忘症に陥る傾向がある」と反発し、今月10日には一層強烈なコメントを出した。 「南クリル諸島におけるロシアの活動に対する日本側の反応は、最近奇妙な形式を取るケースが多くなっている。在ロ日本大使館の若手外交官がしばしば電話で伝えてくる主張が、やがて日本政府高官の声明において公式の抗議として表明されているのである」 「日本が繰り返し行う『メガホン外交』は、2国間の前向きな雰囲気づくりに資さないばかりか、逆にこれを損ない、ロ日関係全体の発展を妨げるものである」

 ロシアは21日まで北方領土周辺で射撃訓練を計画。その通告を受け、菅官房長官が「外交ルートを通じて抗議した」と発言したことへの当てこすりらしい。駐日ロシア大使館の公式ツイッターにも〈いよいよ、日本語の訳も用意してまいりました〉という書き込みで反論コメントの日本語訳がアップされている。  安倍首相はプーチン大統領と22回も首脳会談。11月中旬にシンガポールで開催される東アジア首脳会議(EAS)と、11月下旬アルゼンチンで開かれるG20首脳会議を利用し、年内に2回の会談実施を模索しているが、それにも暗雲が垂れ込める。駐ロシア大使館の相木俊宏公使が「EASでの日ロ首脳会談の可能性は排除されていない」と回りくどい言い方でお茶を濁している。  筑波大教授の中村逸郎氏(ロシア政治)は言う。  「支給開始年齢を引き上げる年金改革の影響で支持率が4割を切ったプーチン大統領は、求心力アップに焦っています。状況打開には強硬な対外政策で強いロシアを演出し、1.2兆円を投じる計画の極東開発を順調に進めるほかない。その格好の標的がスリ寄ってくる安倍政権なのです。軍事力も国際的な発言力もなく、北方領土返還交渉しか頭にない。どんなに虐げても決して離れず、虐げるほど貢ぎ物を献上してくると侮られているのです」 領土交渉棚上げの年内平和条約締結をブチ上げられ、北朝鮮を巡る6カ国協議もロシア主導で日本抜きの5カ国協議にシフトしようとしている。安倍首相の“やってる感”演出で北方領土は遠のくばかりだ

橋ーー「外交のアベ」が聞いてあきれるなぁ! ( ´艸`)

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