鹿屋基地・米軍演習
鹿屋の米軍移転演習
十四日の衆議院予算委員会で総理は、専守防衛を否定し先制攻撃を容認
する発言をした。こんなトップの発言を仮想敵国は聞き流すだろうか。
国難だと喧伝して衆院選挙を実施し、避難訓練が頻繁化される一方で真逆と思われる事態もある。現職自衛官が国を相手に係争中の裁判である。
自衛官は集団的自衛権行使違憲の立場から存立危機事態になっても防衛
出動命令に従う義務が無い事の確認を求めていた。対して政府は衆院戦
後の十一月段階でも、北との衝突は「抽象的な仮定に過ぎない」とし、
「国際情勢に鑑みても具体的に想定しうる状況に無い」と抗弁している。
一体、危機は切迫しているのか。そんな中、十六日防衛省が来鹿と知り
米軍訓練の説明かと市役所訪問したものの傍聴は拒否された。一昨年の
自衛隊機墜落事故で山稜を後背とする鹿屋基地は高難度と指摘する専門
家の意見をどう考えるか。二十七年の防衛省説明書には無いCH53E
機の訓練追加は基地全飛行回数の六%内に留まるのか。オスプレイ機の
クラスA事故率は近年急速に上昇し、朝鮮半島情勢による過酷な訓練は
今後も事故発生を疑いえないがどうか。事故発生後の政府への通報を軽
視している米軍への対応等問いたい事は山程ある。が、住民説明会は一
昨年に一回有ったのみである。市当局者、防衛局担当者の説明を聞きた
いーー新聞世論へ投稿のため、500字で書きました。