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マスコミに訴え、動かそう


高退教通信〈一月号〉に掲載されました。

野呂さんの戦いでは、チラシ配りや電話での反応が良かったので期待もしたが保守の牙城は崩せなかった。意気消沈する間もなく11月初めには、「核廃棄物マップ説明会への参加拒否」を県内自治体に要請する行動に、「九条の会おおすみ」のМ会長〈元鹿教組〉から駆り出されて鹿屋市役所で、一言述べてきました。

 アベの立憲制無視の暴走が一層進む恐れに対し、天を突くような怒髪も、歯ぎしりするほどの歯も残っていないし、このまま朽ち終えるのが無念でならない、との思いでいる時に浮かんだのが「バタフライ効果」です。「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を起こす」という気象学での可能性について述べた学説です。

 そこで私も微力でもマスコミに波紋をおこそうと。

 安倍の専横政治がやまないのはマスコミが御用機関化しているからに他なりません。欧米のジャーナリストは為政者との対応はコーヒー一杯もワリカンとするのに、わが国ではマスコミ界の重鎮がこぞって安倍と会食している模様。とても「権力のチェック」など覚束ない。

 かつてマスコミ界には「一人の読者の声の背後には百人の同調者が存在すると思え」という格言らしきものがあったと聞いた事があります。「ペンは剣より強し」の理念を日本ペンのハシっこに連なる者として示すべきと、新聞世論に投稿を始めました。が、資料集めから始めて五百字一本書くのに一日かかるのに採用してくれない。大田知事逝去の折は二十年前の教組での講演記録を永田元執行委員長より借用して「沖縄問題論」として投稿したものの没。М会長が言うには「政治批判の掲載は難しいし、内容が修正される」との事。ここ半年で採用数本にクレームを言うつもりもなく、別の戦術をも併用する事にしました。電話です。

 報道部、文化部、読者応答、論説委」、各支局など担当に記事への意見、要望を週に二、三回ペースで伝えます。弁論大会など高教組の記事には即電話です、良い記事だったと。読者応答が娘さんだったりすると、「共謀罪の犯罪性をもっと伝えよ」と言うと「取材発信は共同通信なものですから。でも共同へ伝えます」と必死に応えるのです。一方、社説を担当する論説委員で仲良くなった方もいます。「励みになります」と感謝されたり「もっと厳しいご指摘も」と言われたりする事は有りますが、どの部局でも邪険に扱われたりした事はありません。郷土紙だけでなく東京新聞には「望月記者を守れ」と、ミタゾノ知事秘書室には川内原発への意見。日本ペンにも勿論、「共謀罪への反対表明を出せ」との要望等。加計学園問題で告発の動きに義家副大臣が秘密漏洩だと職員恫喝をした時は奴の事務所にFAXを「仲間を守らんかい、ヤンキー魂はどこに捨てたんだ、元教師より」と。同志の皆さん、怒りの発散こそ民主主義の活性化のみならず体内の免疫細胞を活性化して長寿への道ですぞ。後者の検証はできませんけど。最後に、HP「ヒーリングハウス北緯31度」の「てつとの部屋」で社会時評等をもしています。ご笑覧戴ければ幸いです。

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