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サイコ⑮ーより深い心理学❿


燃え尽き症候群(無気力症候群)とは?

今まで熱心に仕事などに打ち込んでいた人が、突然ガス欠したかのように無気力状態になってしまうことを、燃え尽き症候群(無気力症候群)といいます。 燃え尽き症候群(無気力症候群)とは、アメリカの精神分析学者H・フロイデンバーガーが命名した病名です。 燃え尽き」とは、自分が最善と信じて打ちこんできた仕事、生き方、対人関係の持ち方が、まったく期待はずれに終わったことによってもたらされる疲弊の状態と定義されています。  もともとは看護職や福祉職、教師などの対人援助職(ヒューマンサ ービス職)に多く見られました。  しかし、現在では対人援助職(ヒューマンサービス職)のみならず、他の職業においても同様の症状が見受けられます。  大きな仕事をやり遂げた後に生じる疲労感や無気力感なども含め、燃え尽き症候群(無気力症候群)を広い概念として捉えるようになっています。

 スポーツや受験後にも表れると考えられます

 燃え尽き症候群(無気力症候群)は、一連の心身の兆候が組み合わさって出現する症候群で、今までエネルギー に満ち溢れ、仕事に没頭していた姿とは全く対照的な状態になってしまう病気です。  自分よりも他人を責める傾向があり、周囲の人たちに対して怒り・敵意・不信感・攻撃性が向けられる点でうつ病とは異なりますが、燃え尽き症候群(無気力症候群)からうつ病へと発展する人も少なくありません。 なお、子育てを終えた主婦がこのような状態におちいることを、特に「空の巣症候群」と呼んでいます。

まずは医師や心理療法士、カウンセラー、個人的なアドバイザーなどに相談して助けを得るようにしてください。この状態から開放される最初の一歩は、「自分には問題がない」と否定をすることなしに、自分のそのままの状態を認めることが必要です。

橋ーーイラストは「明日のジョー」ラストシーンです。ムフフ

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