サイコ⑭ーより深い心理学⓯
「ダブルバインド」--二重拘束理論
統合失調症〈旧 精神分裂病〉を説明したベイトソンのコミュニュケーション理論です。
統合失調症は、いまだに原因の判らない病気とされていますが、彼は「ダブルバインド」論で説明しています。
コミュニュケーションは言葉を中心としつつ、それ以外の表情、声の調子,動作が中心となるメタコミュニュケーション〈高次のコミュニュケーション〉の両方から成り立ちます。
例を挙げるなら、怒る言葉の時は怒った表情を伴って、という具合にです。
ところが、怒りの言葉をニコニコした優しい顔で言われたらどうでしょう
受け手は、本当に怒っているのかわからずに困惑するでしょう。これが継続するなら 混乱と不安の状態が深化し、統合失調症を発症するのではないかと彼は考えた訳です