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「そうだ 必ず選挙にいこう」


総務省・明るい選挙推進協会制作の啓発映画「希望の党」な

るものを見た。選挙に行かない父を娘は非難していた。ある日

政権が変わり、父に選挙権はく奪の通知が届き、娘は戦争に連

れ去られていくという内容。二千五年作であるから現在の希望

の党とは無関係である。さて衆院戦である。六百億もの国費を

使った選挙争点とは何か。森加計隠し解散とかの声も聞こえる

が十日文化面には「大義の話はやめよう、自分たちがバカにさ

れているか否かを問う選挙だ。民主主義を守る為の最後の授業

料だ」という政治学者の論考が掲載されていた。とはいえ、政

権党が提示した争点は「消費税の使途変更」と「北朝鮮対応」

である。そこには財政再建の道筋や対北圧力の先行きは見えな

い。過去三回の国政選挙では、争点化されなかった特定秘密保

護法、安全保障関連法、共謀罪法など大きく政治の流れを変え、

学者から憲法違反との声もある法律が成立している。今選挙で

も争点化されてはいない「緊急事態条項」の法制化の動きが選

挙後出てくる事はないかと懸念している。それこそ「非常時」

という国難を旗印として国民の権利の停止が命じられるもので

ある。冒頭の映画で「権利は当たり前に貰えるものではないの。

勝ち取って維持していく事が大切なの」という娘の悲痛な言葉

が残った。肝に銘じ参政権を大切に行使したい。

橋ーー投票率アップを目的に、14日、南日本新聞世論欄に投稿したものです。さて採否は?

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