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新党は「希望」だってサ


ゾンビ議員に極右

小池代表「希望の党」はポンコツだらけ

  •    日刊ゲンダイ2017年9月25日

 小池百合子都知事が代表に就任することも決まり、若狭勝衆院議員と細野豪志元環境相が26日にも結成する国政新党「希望の党」。若狭氏は「全国で70~80人ほどを立てる」と自信マンマンだが、擁立のために候補者をなりふり構わず口説きまくっているのが実情だ。集まる顔ぶれは「小池ブランド」目当ての“ポンコツ”ばかり。まさに新党の正体見たりである。  福田峰之内閣府副大臣は24日、自民を離党して新党合流を表明した。自民離党に加え、現職副大臣とあって「安倍政権に打撃」などと報じられているが、チョッと違う。福田氏の地元である神奈川8区は民進の江田憲司衆院議員が強く、これまで福田氏は4戦全敗。前回(2014年)も、比例南関東の最下位でギリギリ当選するなど、過去3回は比例復活したゾンビ議員である。つまり、次の選挙も勝てないのは明々白々。「溺れる者は藁をも掴む」とばかり、新党に飛びついただけなのだ。

「7月の横浜市長選と同時に行われた横浜市議補選(緑区)で、擁立した福田さんの元秘書が、江田さんの元秘書にダブルスコアに近い大差で敗れました。福田さんは次の総選挙では選挙区はもちろん、比例復活もおぼつかないと考えたのでしょう。所属派閥の長である麻生副総理にも離党を黙っていたらしく、麻生さんはカンカンです」(与党担当記者)  いやはや、自党も地元有権者も平気で裏切る男を新党は大歓迎しているのだから、何をかいわんやだ。自民の「魔の2回生」といわれる議員のうち、比例当選組は56人。福田氏のように足元がグラついている議員が新党に流れるのだろう。 安倍ベッタリの極右政党も合流  一方、静岡では細野氏の「新党勧誘」活動に批判が続出しているという。「細野さんは、自身の元秘書で、民進から出馬予定の静岡2区、松尾勉氏と4区、田中健氏を新党に引き抜こうと奔走。さらに1区では、あろうことか、6月の静岡県知事選で応援した川勝平太知事と戦った溝口紀子氏を新党に勧誘。知事選で地元の自民支部が支援した溝口氏はバルセロナ五輪女子柔道銀メダリストで知名度が高いとはいえ、細野さんのなりふり構わぬ姿勢に地元有権者は眉をひそめています」(静岡県政担当記者)

昨日の敵は今日の友じゃないが、あまりに無節操だろう。24日は安倍ベッタリの“極右政党”といわれる「日本のこころ」の中山恭子代表が小池知事と会談。新党に合流して夫の中山成彬元文部科学相を出馬させる方針を明らかにしたが、つまるところ、新党の正体は“ポンコツ”の掃きだめと見られても仕方がない。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。 「新党くら替えに名乗りを上げた候補の顔ぶれを見ると、ハッキリ言って選挙に弱いか、極右思想の持ち主のいずれかです。まったく期待できません」 有権者は冷静になった方がいい

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