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サイコ⑩期絶望に効く薬❿


作家であり、得度僧である 瀬戸内寂静さん

である

結婚、不倫、幼い子と別れ、そしてまた不倫と流離う彼女を長きにわたって世間は非難してきた。そして得度である。

母を空襲で失った彼女は「皆の言う通りやってれば大丈夫」という言葉は嘘と言い切る。「自分で感じたものを信じるしかないでしょう」と。

彼女の作品「秘花」の中で(おどき、めどき)

  雄時ーー何もかもうまくいく時代 雌時ーー雄時の逆

恋愛って、落雷にあうのと同じで、仕方ないんです。それに不倫も命懸けですれば純愛です」

切に生きるーーその時立たされた立場で、それぞれ一生懸命生きること

「時薬」「時が日にち薬」--時が解決する、の意

「絶望って、自分が絶望って思った時が絶望よ」

そして、絶薬は

「若き日にバラを摘め」--若い時は血がでても、舐めとけば治る

(橋ーー老いてなお、戦争反対の前面に立つ彼女をエライなぁと思います)

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