サイコ⑩期絶望に効く薬❸
動物行動学者の竹内久美子氏です。
「浮気【が】人類進化」につながるという本はある意味、センセーショナルな話題本となりました。が、「ドーキング」の「利己的な遺伝子」を以前に触れていたものとしては意外ではありませんでした。思えば凡そ25年前、TVドラマ「高校教師」の教師が携帯していた本が「利己的遺伝子」だったからです。
竹内理論【近いのも含めて】を少し紹介しましょう、
●男から別れ話をされた時、女は排卵する
●遺伝子は常に自分の子孫を残せと命じている、つまり人は相手がいてもよりレベルの高い異性を探して子供を残すようプログラミングされている【ドーキクング理論】
その為に、異性を口説くとき、嘘の上手な、つまり頭のいい人間がチャンスを得る。リスクある中で勇気ある人間が選ばれる。よって、人間を進化【文化、肉体的に】させたのは浮気である。
〇なぜ女はやせたがるかーー不健康で妊娠しにくい体をつくり、より強い男しか受精できない
〇女は二人以上子供ができると浮気しやすいーーとりあえず子供を育てる環境を確保したうえで、よりレベルの高い男を探す【排卵期ほど遠出したがるーーベイカー論】
〇男が美女を求めるのはーー小顔,小あご、プルプル唇は多量のエストロゲン【助成ホルモン】を必要とし、均整のとれた顔、体はウィルスに強く受胎率も高い。色白は免疫力の強いことの証明である
〇結論すれば、男というものは常に「よりよい母体」を求めている
この本が出た後、彼女はものすごいバッシングにあいね「引きこもり」に近い状態になったという。
そして、彼女の絶薬は
「人のいうことは99%聞かない。理由は、人は無意識に相手を操作、支配しようとしているから」
【橋ーーかつて(すべて出来事の責任はヒトのせいにすること)と絶望しない方策として、どこかに書きましたが、自分の行動の責任を〈俺がやったんじゃない、俺のDNAがやらせたんだ〉とヒラキナオレと竹内理論は語っているわけです。逆に、エラソーな行動も結局(女にもてたかったからでしょ)と簡単になる訳ですーーそれで絶薬の処方箋としてあげました】