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広島とゲバラーー「世論」投稿文です


九日、大隅市民の会は鹿屋市で平和祈念集会を行った。翌日本紙では、核禁止条約に参加をと政府に迫る長崎市長の平和宣言と、「あなたはどこの国の総理か私達を見捨てるのか」と条約不参加に抗議する被爆者代表の声も載せていた。

昨年の終戦記念日に、総理がハリス米太平洋軍司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化するのでオバマの核軍縮政策に反対する」と伝えた事実を、ワシントン・ポストが報じた事等が悲痛とも思える

声をあげさせたとも考える。

 六日にはゲバラ氏の長男が献花に訪れた広島で「平和の為に戦うには世界中の人々が広島を訪れるべきだ」と父と同様の言

葉を発している。ゲバラはキューバ革命を成し遂げた後の1959年、アジアアフリカ親善使節団の長として訪日、米国配慮からか政府が許可しなかった広島を電撃訪問した。

資料館で「胸がかきむしられる思いがした」後、「米国に怒らないのか、こんな酷い事をされて」とも述べたとの逸話がある。

 没後50年になる本年、「エルネスト」という映画が作成された。

主人公はゲバラからエルネストの名を貰い、彼と共にボリビア闘争の最中に二十五歳で戦死した日系二世の医師で、父親は頴娃町からの移民である。父から信義を重んじる事を諭されて育ったという「革命の侍」がどう描かれるか楽しみである。

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