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サイコ❾期絶望に効く薬」⑲


「ひとりぼっち」だった草間吉夫氏です。略歴を紹介します。1966年、茨城県出身。誕生直後に私生児として乳児院、二才から児童養護施設で育つ、お盆と正月に他の児童が引き取られて家庭に返るときが一番切なかったという。進学助成制度が無かった時代に、自力で新聞奨学生度を利用して大学進学を試みるも「朝三時から夜十二時まで働きづくめ」の生活にねをあげてひと月で学園に泣きながら戻ったそうな。生まれて初めての挫折だったという。そんな彼に園長は学費の補助を、近所のすし屋さんが部屋を無料で提供など、何人もの人が支えてくれたという。

そんな彼に「これはきっとあなたのご先祖様がやってくれたのね」と言ったのは園長夫人だった。そこで彼は考えた

「自分の先祖って?」「十代さかのぼると千二十四人、二十代前となると1000000人になる。この中の一人でも欠けてたら、自分が存在しない。存在すること自体が、とても有り難い事」と思えたという。

「愛することができることが幸せなんだ」との信念を持つに至った彼は、高萩市長選に立候補して当選、2期務めた後、大学に勤めながら、テーマの児童福祉の研究と実践を行っている

氏の絶薬は

「人事を尽くして天命を待つ」である。

(橋ーー「フツー」でない人を「カワイソーに」と見下すことはやりたくないですね。何がフツーって言えるの?)

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