サイコ❾絶望に効く薬⑬
小山内美恵子さんは「金八先生」の原作者て゜「跳ぶがごとく」ほか多くの脚本を手掛けるほか、カンボジアに学校を作ったり、国際ボランティアを広く心掛けています。母親は鹿児島出身で「郷中教育」の影響を受けていると言います。薩摩藩の武士道精神で例えば「弱いものいじめをするな」「嘘をつくな」「後ろ指を人からさされるような行いをするな」など。要は「人として恥じない行いをせよ」ものがあります。「助けを求める者に知らん顔をするな」にも通じるような。
「金八」第一シリーズの最終回から、金八が生徒に贈る言葉を言います「大工になる者は」「看護師になる者は」「酒屋を継ぐ者は」などと続き
「おっかさんになる者はお前たちみたいな受験戦争に子供を叩き込ない様な賢い母親になって下さい」
「そして、この川の流れこんだ向こうでは、受験戦争どころか本物の戦争に傷つき、肉親を失い、喰う物すらないお前たちと同じ年頃の少年少女たちがいることをーーなぜ、そういう事があるのか理解できる人間になってください」
小山内氏の熱意が伝わってくる言葉だと思いますーー橋。しかし、武田鉄矢氏は彼女のメッセージを半分だけ、国会議員になった三原順子氏はほとんど理解できなかったように私は開けトルています。ネトウヨは「金八」を「反日」と批判しているのです。何もわかっちゃいない。
そして、彼女はこうもいいます「今の時代、五十の男が鼻水垂らして説教したって汚いだけよね。だからヤンクミにやられたんだって」と。ゴクセンを好きだった私〈橋〉は彼女の潔さが痛快でしたね。
「慣れに陥っちゃだめ。新しいものに挑戦し続けなきゃ」という彼女の絶薬は
蒼天在上ーーいつもお天道様がみてるよ