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サイコロジー三期⑥ーー「前世の記憶」


「私の名付け親はお兄ちゃん」 

      鹿児島市 中名小 笹原みさこ

わたしの名付け親はお兄ちゃんです。昔、私が生まれる前、お母さんが仕事から帰ってきて、少し気分が悪くなって横になっていると、お兄ちゃんが「ママの手を赤ちゃんがギュッとしている」といったそうです。

 それから病院に行ったら、かんごしさんに「おめでとうございます」と言われて、赤ちゃんができたことを知りました。しばらくして、家でお兄ちゃんが「女の赤ちゃんだよ」と言って、お母さんのおなかに顔を近づけながら「みさこちゃん元気」と聞いていたそうです。まだ名前も決めていないので、お母さんがびっくりして聞き返したら「ママのおなかの赤ちゃんはみさこちゃんだよ」と言ったそうです。お父さんもそれを聞いてびっくり。性別が判断できるようになった時も、生まれるまでは楽しみにして聞かなかったみたいです。

 生まれる前の入院で、かんごしさんに名前は決めたのかと聞かれた時、お母さんは「女の子だったらみさこにします」と言ったそうです。そして、お兄ちゃんが言っていたとおり、女の子が生まれました。それが私です。

   2016年5月23日 南日本新聞「若い目」〈児童生徒の投稿欄〉より

今日の地元新聞に掲載された投稿記事である。この兄妹は中間生で

約束して転生してきたものと、私は疑わない。子供のタワゴトとせず、よくこの記事を掲載してくれたと喝采を送りたくなった

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