サイコロジー三期④ーー「迷いと決断」
質問です。
あなたが車を運転していたら渋滞にはいってしまいました。その時あなたはどうしますか
その道を進み続けますか。それとも迂回ルートにしますか
さてここで、選択肢にいつもの番号がついてないぞ、と察したあなたは鋭い。別に察しまいが本旨ではないのですが
ポイントは決断までの時間でした。
決断までに時間のかかる人ほど性格的に不安をだきやすいとイスラエルのメラマードが報告しています。後悔を恐れすぎるあまり、迷いに時間がかかってしまうというわけです。
優柔不断という語があてはまる人に対して医師のシュビッツバートはこういいます
「決断の結果は問題ではない.決断することそのものが重要なのである」と。
だから、迷ったときはコインの裏表で決めればいいと。〈私もそうして決めていた時がありますね、若かりし頃〉。迷うということは「同価値」ということだから時間をいたずらに浪費するより、ランダムでいいではないか、というわけです。コインの結果に「これはいやだと思ったら」そちらの選択肢を強く望んでいるのだから、望んだ方を選べばいい。
迷っている間に、あなたは時を費やしていきます、老いる道へと。
私の結論を少しだけ申し上げましょう
あなたの最終決断は最初の予定通りではありませんでしたか?
そしてもう一つ。
大事なポイントをカラー色にしたり、線を下に引かなかったりするのは、目ざといゲストさんにポイントを先読みされないためです。お気づきだったでしょうが。