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4.28  ヨンニッパーである


1952年の今日、我が国は、小笠原、奄美、沖縄を置き去りにして、おまけに沖縄に多くの米軍基地を置く日米安保を担保に早々と占領からの脱却を施行した日である。沖縄県民はこの日を「屈辱の日」としている所以である。三年前だったかバカアベはこの日を「主権回復の日」として天皇の政治的利用をしたうえ、記念式典を行うという暴挙をした。許せない日となった。私が初めて社会運動に参加したのが1968年のこの日。18の春だった。そして二年後に新日米安保改定の時期となる。ぼんやりと小学校か中学国語教師になるかと考えていたが、この時代のトンネルをくぐったとき、専門は哲学、そして高校社会科教師を目指すようになっていた。回り道をしたがこの時代がなければ高校教師にも、教え子みよ子とも出会っていなかったことは間違いない、結果、この人生に満足、感謝している。

 数日前、曽野綾子批判文を見つけ、共感しながら読んだら、雨宮処凛さんだった。他人のツイッターにリツィートしたこともなく、できるとも思っていなかったが、やってみたらできたらしく、彼女からのフォローがなんと帰ってきた。それは「パナマ文書に関する緊急表明をする」とのお知らせだった。今一番重要な事案だと思い、賛意と激励のツイートをして、とりあえずダイジェスト版をみた。宇都宮弁護士はさすがに確信、要点をついた説明主張をしていた。税金逃れを許さない、不公平税制も許さない、これは根幹だと思うのだ。五月初旬にパナマ文書が開示されるとも聞く、興味を持って見届けたい。宇都宮氏の主張で、小生の近作「実存ヒプノ4」に挿入した同じ内容が出てきたので、最後に、ここに掲示しておきたい。

 戦場の最前線に送られるのは実際、最下層の子弟だからな。傭兵だって似たようなものだ。貧しき者から戦場に送り込む事は容易い、経済的徴兵制だ」

「奨学金苦の学生、若者が多いって言うじゃないか。奨学金返済免除を条件に、十・二一学徒出陣もありうるかね、モモジロ」

「ありうるね。GDP中、教育費にあてる公的支出の割合はOECDの中の最低国だぜ」

「もう一つ俺が憂うるのは、我が国の報道の自由度が世界六十一位にまで落ちた事だな。国境なき記者団発表だが過去最低だ。どこが自由と民主主義の国だ。立憲制を破壊し、特定秘密保護法の行き着く先は、紛う事無く戦争当事国よ」「モノ言わされなくなった挙句、〈私は貝になりたい〉と後で臍を噛むのだけはゴメンこうむりたいな」

   怒りで長くなってしまった 未安ハムニダ

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