元気の出る言葉・瀬戸内寂静
98歳の女流作家兼天台宗僧侶でもある。が、今も酒と肉食を好むに象徴されるが如く、その人生は波乱に富んでいる。22年徳島生まれ、東京女子大学在学中の43年に21歳で見合い結婚し翌年に女の子を出産、その後夫の任地中国北京に同行、同地で敗戦を迎える。神風は最後まで吹かず、「信じら...
元気のでる言葉・柳美里
柳美里〈ゆうみり〉氏。芥川賞作家。自分としては嫌いな作家であっても作品は五冊以上読む。小林よしのり、百田尚樹、柳美里も。柳美里を嫌いな理由は「石に泳ぐ魚」でモデルの女性のプライバシーを暴きながら、自分の子の父親は隠し続けた事だ。「石に」で被害女性が美里氏を訴えた時、原告女性...
時事論二題
① 医療立国論 過日、南日本新聞コラム「時言」で井上ひさし著「父と暮らせば」が紹介され、被爆や戦争の記憶に思いを馳せたいとあった。九条の会発起人の一人で、日本ペンクラブ元会長でもあった井上氏には「吉里吉里人」という大作がある。東北のある寒村が政府に反旗を翻し、吉里吉里国〈き...
「神」を目指すと吼える薩摩っぽ
タイトルを見てニヤリとされた方は相当のプロレスファンと言えよう。誰を指すかというと新日本の飯伏幸太選手である。姶良市生まれの加治木工業高卒である。「僕は 逃げない 負けない 諦めない 裏切らない。そして本当の神になる!」がキャッチコピーで、打撃技〈カミゴエ〉を切り札に、強敵...
「元気の出る言葉・ちばてつや」
ハナから私事で、教職ならぬ恐縮である。大学の教育学部に進んだものの教職を断念した時期がある。再度、教職を目指すきっかけを奮い起こしてくれたのは漫画石ノ森章太郎氏の〈仮面ライダーV3〉そして本稿のちばてつや氏の〈紫電改のタカ〉だった。〈V3〉についてはいずれ書きたい。以下は二...
ムーア「世界侵略りすすめ」2
ノルウェーの〈刑務所〉の話 である。筆者が一番驚いたのがここだった。受刑者は解放された土地で一軒の家に住む。鍵は本人のみが持ち、看守と言えど自由な出入りは出来ない。生活の為に包丁などの所持も規制はない。死刑はなく、懲役刑の最高は21年。それでいて再犯率は世界最低である。殺人...
長らくお待たせいたしました
コロナ禍の中、ヒプノセラピーもお休みのため、ブログ更新も休止していましたが、再開することといたします。 引き続き、よろしくお願い致しますーーてつと