東京新聞・望月記者
ここ数年、政権にまつわる疑惑が生まれては消えてきた。森友・加計学園、公文書改ざん…。国民は不都合から目を背けさせられていないだろうか-。東京新聞社会部記者の望月衣塑子(いそこ)さん(44)は、菅義偉官房長官が「あなたに答える必要はない」といら立つほど、官邸の記者会見で質問を...
広瀬隆の対韓関係論
「朝鮮人強制徴用はナチス・ドイツのホロコーストに違わないことだ。日本企業に賠償を命令した韓国大法院(最高裁)の判決はあまりにも当然だ」 日本の著名な脱核専門家であり、作家である広瀬隆さんが最近韓日間紛争の原因とされる強制徴用賠償問題についてこのように主張した。24日、時...
韓国は敵なのか
和田春樹・東京大名誉教授、田中ヒロシ一橋大学名誉教授、ウチダ・マサトシ弁護士など日本の有識者75人が25日、インターネットのサイトを開設して安倍政権の輸出規制撤回を促す署名運動を始めた。韓日関係に精通した日本の良心的有識者が同政権の経済報復撤回と両国関係の正常化のために公け...
だらしなき玉木国民民主
選挙が終わって1週間も経たないというのに、さっそくユダが現れた。25日、国民民主党の玉木雄一郎代表が「私、生まれ変わりました!」「憲法改正の議論を進めていく」と宣言したからだ。 まずは、玉木代表が何を発言したのかを見ていこう。玉木代表が発言をおこなったのは、YouTubeの...
ミサイル発射よりゴルフか!
「わが国の安全保障に影響を与える事態でないことは確認している」――。安倍首相は25日、北朝鮮が同日早朝にミサイル2発を発射したことについてこう言い切ると、山梨県での静養を切り上げることなくゴルフを堪能。自分があおってきた“北の脅威”などすっかり忘れてしまったようだ。 ...
アベの改憲妄想
参院選が終わった途端、安倍首相が「改憲、改憲、改憲」と前のめりなのは焦りの裏返しだ。 「少なくとも議論すべきだというのが国民の審判だ。野党は民意を正面から受け止めて欲しい」という22日の記者会見での発言は、苦し紛れの詭弁。「自民党案だけにとらわれない」「(2020年新憲法...
ヒプノセラピー・前
児童・生徒さんにとって楽しい夏休みとなりましたね。 私も現役の高校教師時代は待ち遠しいものでした。社会科教師にとってフィールドワーク〈現地視察〉は欠かせないもので、休み中各地の歴史資料館を視察に行くのが楽しみでした。勿論文献学習も。多くの本を読み漁り、「研修報告」用にまとめ...
シベリア抑留記③抑留〈完結編〉
最初の梅林収容所では食糧支給は無く、夜、鉄条網を抜けて畑に盗みに出た。分隊ごとに小員数で、戦果は西瓜、南瓜、玉蜀黍等。そうした九月上旬、分散させられた八百名ほどの捕虜は上下二段の貨車で移送となる。炊事車両付きの貨車で不定期に黒パンとスープが腹三分ほど出た。ウラジオストックか...
シベリア抑留記②出陣
九日に参戦してきたソ連軍に対し、予備士官学校生も再月九日に参編となり、勉は第三教育隊中隊に編成される。 去る二月に地中海はヤルタ島で米英ソの会談が持たれ〈ドイツ降伏三か月後に、千島列島などをソ連に渡す等を条件に〉、ソ連の対日参戦が決定していた事など知る由もない〈筆者注。ドイ...
父のシベリア抑留記①入隊
74回目の終戦記念日を迎えるにあたり、右タイトルで三回に亘って書かせて貰いたい。主人公、勉は筆者の亡父である。本稿は生前の父が書き留めていた記録を元にしたものである。が、定年後の昭和晩年頃に書かれたもので、確認法が無い為に記憶違いがあるかもしれない。 教えを乞う次第である。...